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― 連続の理論 ― 文字サイズ  


 私達は非連続の世界に住んでいる。全て物は形があり、境界が有る。時間も空間も非連続である(境界がある)ことは意識しないで常識として捉えられている。
時間も空間も非連続と考えるから、宇宙の果てはどこかとか、その外はどうなっているかとか言う発想が出てくる。

 私は宇宙(我々が呼んでいる宇宙よりももっと広い意味)の全ては連続と考えるべきではないかと思っている。
私達が観測できる物質の世界は原子核の周囲を電子が回っている形で原子が構成されているといわれ、原子がいくつか集まって分子となり、分子が集まって物質を作っている。
宇宙は太陽の周りを地球や火星等の惑星が回り、そのようなものが多く集まり銀河系宇宙を構成している。

原子の世界と宇宙、よく似ていると思いません?正に太陽系は一つの原子であり、これによって形造られている大きな物質の一部が宇宙である。更にその大きな物質ももっと大きな物質(?)の一部である。大きい方はかくして果てがない。
原子核を構成している陽子や中性子も又、電子さえも中では更に小さな宇宙を形成していて、ある物質(エネルギー)の周囲を別の物質が周回している。
その物質も更に小さな宇宙をその中に持っている。かくして小さい方も果てしなく続く。
時間も元々始まりとか終わりはなく、連続している物である。
我々が認識できる(狭義の)宇宙の始まりとか終わりというのは、例えば原子の世界での原子核崩壊みたいなものなのかもしれない。

 このような世界観を私は“連続の理論”と呼んで自分で納得している。



     平成十五年一月



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